Name    : 2m
E-mail  : 
Title   : 明けましておめでとうございます
Comments:
明けましておめでとうございます。
今年も、何かあれば無茶な意見を書き込むつもりなので、
その時はどうかよろしく。

一応、「2m」のこれまで書き込んだのを見返してみたのですが。
何ナマ言ってんや、こいつ。って感じ・・・ごめんなさい。
・・ま、それはともかく、今年もよろしく。

Time    : 2000/ 1/ 1(土) 22:40:55

Name : 石田家の足軽 E-mail : Title : ご懐妊騒動 Comments: 雅子様のご懐妊は残念な結果になった。 腹が立つのはマスコミの異常な報道です。 お正月から気分が悪いです。 問題の宮内庁の幹部! 太平洋戦争当時、同僚の送別会で酔っぱらって宣戦布告ができなかった官僚を 思い出します。 皇室の安全を果たして宮内庁に任せていいのだろうか、という疑問もでる。 危機管理がなってないじゃないか? 宮内庁は血眼になって反逆者(きつい言い方だが正しい呼び方だと思う)を探し出 さなくてはならない。 スパイが侵入している可能性も考えて欲しいんだけど。 これは言霊だから口外できないのか? Time : 2000/ 1/ 2(日) 10:20:57
Name : 2m E-mail : Title : VIA MEDIAさんへ Comments: 割り込んですみません。「http://www.sfc.keio.ac.jp/~s97245fk/reisen~2.htm 」を見たので感想を書込みます。 ざっと見た所ですが、これを書いた人の視野は狭いです。まるで左翼の一員が書 いているみたいです。・・違っていたら御免なさい。 >1853年の・・・アメリカの日本に対する態度は、基本的に友好的なものとい ってもよかった。 違います。日米和親条約の時、ペリーは通商条約も結ぼうと幕府に言ったのです が、その時の老中(誰か忘れました)によって、そんな物は不要だし、あなた方は 薪炭補給して欲しいだけの筈ではないかと言われ、退けられました。(確か、堂々 日本史から) 彼らは日本を未開の野蛮国だと信じて日本にやって来た事は、当時の資料に記載 されています。そして、伊能忠敬他によって作られた日本の地図を見て、非常に驚 いたとされています。 そして日米修好通商条約は、余りにも酷い不平等条約です。どこが友好的でしょ うか。・・ま、政治家なら、自国の利益を優先して当たり前と言う気もしますが。 >小村寿太郎はまさに石をもって迎えられたのであった 小村寿太郎はポーツマス条約に行く前から、そうなる事を予見していたそうです 。それにも関わらず彼は条約に臨み、帰ってきた時の状態にも別に驚かなかったそ うです。 そして翌年、外務大臣を辞任してしまいました。 ・・とても立派な政治家です。 これを書いた人に提案しておきます。 色眼鏡を掛けずに、歴史と歴史上の人物を見るべきです。 でないとこれからも、この様な勘違いをする事になります。 後、SAPIOで読んだんですが、小村寿太郎をかなり貶しています。 まず、小村寿太郎を取りたてたは、当初は陸奥宗光だけです。 明治政府全体が、彼を喜んで迎え入れた訳ではありません。 ・・でも、お陰でどうして陸奥宗光が、小村寿太郎を取りたてたのか解りました 。奇癖の持ち主だけど、素晴らしい能力を持った人を陸奥宗光は、他に知っていた からです。 坂本竜馬です。彼もかなりの奇癖家です。(蜘蛛嫌い。風呂嫌い。他) しかしその能力によって、安政の大獄で信頼が極端に低下していた江戸幕府は潰 れました。 海援隊で坂本竜馬をじかに見ていた陸奥宗光だからこそ、最高の名伯楽となって 、最高の名馬を見付けられたのだと思います。 と言った所でしょうか。では、また。 Time : 2000/ 1/ 3(月) 12:25:14
Name : 無奈 E-mail : Title : 年頭ご挨拶 Comments: 謹賀新年  旧年中は多忙のため御無沙汰しておりました。 みなさま、本年もよろしくお願いします。 年末に井沢先生のご本が数冊でましたが、まだ全部は読んでおりません。 読み終えたらまた登場いたします。 Time : 2000/ 1/ 4(火) 10:46:12
Name : 待兼右大臣 E-mail : Title : re: ご懐妊騒動 Comments: 太平洋戦争当時、同僚の送別会で酔っぱらって宣戦布告ができなかった官僚を 思い出します。 それにも有名な後日談がありました(ご存知の方も多いでしょう) 其の官僚のうち2名が外務事務次官まで上り詰めています。 Time : 2000/ 1/ 4(火) 17:59:29
Name : 石田家の足軽 E-mail : Title : 出世したのねん Comments: 次官とは・・・出世したんですね。 外務省は人材を幅広く採用すべきです。 中途採用で採用するのが一番いいと思うのですが。 大学新卒の外交官は不安が残るよ・・・ Time : 2000/ 1/ 5(水) 16:09:02
Name : 目黒の宇宙人 E-mail : fwpe5742@mb.infoweb.ne.jp Title : 中国の政治家は無能だ Comments:  中国は、19世紀になって西洋人が東洋に侵略してきたときに、、日本が日露戦 争でロシアを破ってって流れを作らなければ西洋諸国の手によって、分割されて植 民地になっていたのではないか。中国のように人口が世界一多い国としては、考え られないことで、日本での中国に対する過大評価があると思う。中国の人口と日本 の人口を比較すると、一桁違うわけで、この実績を見ると日本の政治家のほうが中 国の政治家より優れていると考えるのが自然なのではないか。 Time : 2000/ 1/ 9(日) 22:14:18
Name : 2m E-mail : Title : お気楽モードです Comments: えーと・・今回はお気楽に書いてます。確信度がせいぜい60%位なので、流して 頂いても一向に構いません。 >同僚の送別会で酔っぱらって宣戦布告ができなかった官僚・・其の官僚のうち2 名が外務事務次官まで上り詰めています。 何か、思いっきり変ですよね。他にも、太平洋戦争は変な情報が山積みです。 例えば。 1.日本は輸送船に護衛を付けず、アメリカに鎮められまくっていた。 戦争は結局、最後に勝つのは物量です。劉邦が項羽に勝てたのは、ショウ何がず っと兵と兵糧を劉邦に送り続けていたためです。 2.兵を使い捨てた。 兵がいなければ、戦争を続ける事も戦線を維持する事もできません。 ・・これらから想像して見たのですが、日本の指導者は最初から太平洋戦争に勝 つ気が無かったのではないでしょうか? 山本五十六もアメリカと戦争しても、2,3年しか持たないと言ってます。 本当に勝つ気があるのなら、絶対に上記みたいな事はしないと思います。 それに軍部の独裁を嫌う人は、政治家にも軍内部にもかなり多かったと思います 。だから、わざと負ける様に仕組んだのだと思います。 ・・そして、なぜそんな戦争をしたか、以前よりもう少し突っ込むと・・・。 戦争をすれば、儲かる人達がいるからだと思います。 軍部、財閥と、それに繋がっているメディア・・と言った所でしょうか。 結局、一番迷惑を被るのは一般人です。 あっと、それから、「目黒の宇宙人」さんへ。 井沢先生の「逆説の日本史」に、かなり納得できる幾つかの説が書いてあります 。 やっぱ中華思想(韓国は小華思想)が元凶でしょう。 それはともかく、現代の中国と日本の政治家を比較したら、間違い無く中国の政 治家の方がちょっと上です。 「竹島問題」を見たら、明らかです。 何で、あそこで韓国の領有を見とめちゃう訳? 「日韓共同宣言」なんて、甘いエサに引っ掛かる日本の政治家と来たら・・。 どーせだったら、日韓関係が悪くなった原因の竹島から軍隊を引き上げて、返し てくれない?くらい言えなかったんかね。・・まあ、それ言うと「日韓共同宣言」 は無かったと思うけど。 ま、認めちゃたんだから、今から言っても遅いけど。でも彼らの本当の狙い、漁 業権は死守すべき。(今、どうなってんだろ?) ・・でもまあ、中国でもキリスト教みたいな邪教(=終末思想)が大はやりみた いだし。あんまし変わんないかも・・・。 Time : 2000/ 1/10(月) 00:41:44
Name : 2m E-mail : Title : 失礼しました。 Comments: 失礼しました。資料を読み直した所、とんでもない間違いがありました。 誤:山本五十六もアメリカと戦争しても、2,3年しか持たないと言ってます。 ↓ 正:山本五十六は、最初の半年から1年の間は暴れられるけど、 2年、3年と長引けば(勝てる)確信が持てない。と言ってます。 と言う事でした。なお、山本五十六は絶対に勝てない。と、アメリカとの戦争を 強く反対していました。 Time : 2000/ 1/10(月) 13:10:16
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : 2mさんへ Comments: 「イザヤ記」と「エレミヤ記」を読んだ事はございますか? もし読んだ事が無ければ,ぜひ読んでください。キリスト教を否定するにしても肯 定するにしても,この2つを読んでいるかいないかでは大違いです。 Time : 2000/ 1/10(月) 17:03:54
Name : 2m E-mail : Title : 安部奈亮さんへ Comments: ご意見ありがとうございます。 >「イザヤ記」と「エレミヤ記」 ・・どちらも、旧約聖書の一部ですよね。 なぜ、ユダヤ教の聖典をキリスト教も聖典としているのか・・。不思議ではない ですか? 話が違いますが、その辺りの事について、考えた事を書込みます。 でないと、それらを読んだ時の感想が全く違うからです。 キリスト教が、他宗教を取込む場合の常套手段として、その宗教で行っている事 をキリスト教でも行っているとします。クリスマス・ハロウィーン・西暦などは、 その代表例と言って良いと思います。そして、日本で古来から言われている「神」 と彼らの言う「神」とは全く別種の物なのに、彼らは同じ言葉を使っています。 ユダヤ教も同じです。 しかしユダヤ教徒は、キリスト教に取込まれるのを拒み続けました。 その結果どうなったか・・。 ユダヤ教徒は、イエス・キリストを殺した民族として、ずっと差別の対象になり ました。金貸しなどの嫌われる職業にしか就けさせず、第二次世界大戦の時は殺戮 の対象になったり、何度も迫害の対象になりました。 そう言うのが、キリスト教の遣り方です。 では、ユダヤ教がまともな宗教かと言うと、情報不足ですが「?」を付けておき ます。何しろ、ずっと迫害対象とされて来たので、かなり精神的に曲がっている様 な気がします。旧約聖書は、ユダヤ教徒の悲しみと苦しみと怒りの歴史書ではない かと思います。 その為、かなりの歪曲が入っていると思います。 そんな宗教が、まともな宗教か・・やはり「?」です。 と言う事で、「イザヤ記」と「エレミヤ記」の感想は、ちょっと待って下さい。 結構、長そうですし。 Time : 2000/ 1/10(月) 22:21:58
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : そうですね、 Comments:  キリスト教が日本になした迷惑の中で一番大きなものは,Godを,「神」と訳 したことでしょう。これによって,日本人に対する誤解が増幅去れていると思いま す。ただし,この間違いおかしたのは,日本のキリスト教徒,あるいは学者だと思 いますので,これを「キリスト教の害悪」と言ってしまうのは少々強引です。  戦国時代は「でうす」と訳していました。こっちのほうが間違いが無くていいと 思います。ただし「エホォバ」を,「Deus(ラテン語の「神」ローマの神は, 日本の神とほとんど同じ)」と訳したのは意識的な誤訳だと,山本七平さんがおっ しゃていた気がします。訳したのはパウロでしょうか?(注・山本七平さんは敬虔 なキリスト教徒で,キリスト教研究書の出版を本業としてらっしゃいました)  2mさん,余裕があったら「ヨブ記」も読んでね。でも,あなたがこの3書を読んだ ら,キリスト教とユダヤ教に対する嫌悪が増幅されるかも。私は「申命記」はつい に読破出来なかったっす。 Time : 2000/ 1/10(月) 23:27:42
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : 徳風諡号傍証 Comments:  神武天皇から光仁天皇までのし号(すみません,変換で出てこない)は、淡海三 船が一括してつけたとされています。それ以後はしばらく,し号と追号が入り混じ ります。追号は,美称ではなく,主にその天皇が住んだ場所にちなんでつけられる ものです。  桓武天皇(し号)  平城天皇(追号,譲位後の住居)  嵯峨天皇(追号,譲位後の御所名)  淳和天皇(追号,譲位後の御所名)  仁明天皇(し号)  文徳天皇(し号)  清和天皇(追号,御所名)  陽成天皇(追号,御所名)  光孝天皇(し号)  宇多天皇以降は原則として追号。なお63代冷泉院から,119代後桃園院までは,天 皇号は無くなり,院号のみになります。院号を送られているものすべてを{〜天皇 」と称すように決定されたのは,大正14年(1925年)です。  しばらくしてし号が再び現れるのは,崇徳院,後鳥羽院(はじめは顕徳院),順 徳院,安徳院。いずれも不幸な生涯を送られた方で,この4人に関しては,鎮魂のた めにし号がわざわざ(しかも徳つき)が送られたのは間違いありません。  以後,120代光格天皇まで,し号は送られません。(この当りで,天皇号とし号が 復活するのは,尊王思想と関係があります)    桓武天皇は,偉大な事跡ゆえでしょう。  光孝天皇は,一度臣籍に下っていたのを天皇にしたため,かつての光仁天皇にち なんでつけたのでしょう。似た例に,光格天皇があります。  良く分からないのは仁明天皇と文徳天皇です。仁明天皇に関しては調べていない から分からないのですが,文徳天皇に関しては,鎮魂と言う要素を考えてもよさそ うです。  それにしても,私は今まで天皇号と言うのはすべてし号だと考えていましたが, 違ったのですね。恥ずかしい事です。勉強しなおさなければ。 Time : 2000/ 1/11(火) 03:11:33
Name : 目黒の宇宙人 E-mail : fwpe5742@mb.infoweb.ne.jp Title : 韓国人の本音 Comments:  韓国人は、日本の韓国に対する植民地支配を非難して、日本の韓国に対す貢献を 認めようとはしていないが、韓国人は本音では日本のおかげで独立できたと思って いるのではないか、また文化的な面でも韓国人は、韓国の日本に対する文化的な貢 献だけを主張して、日本が韓国に対しての文化的な貢献を認めようとしていないが 、韓国人は本音では日本の韓国に対する文化的な貢献を認めているのではないか。 韓国人は建前の多い民族で、建前を言い張れば通ると思っているのではないか。  追伸2mさんへ、中国語人は外交交渉が優れているために、一見、優れているよう に見えるだけだと思います。 Time : 2000/ 1/11(火) 13:22:21
Name : 横山 雅彦 E-mail : Title : 2mさんへ Comments: >>「イザヤ記」と「エレミヤ記」 ・・どちらも、旧約聖書の一部ですよね。 な >ぜ、ユダヤ教の聖典をキリスト教も聖典としているのか・・。不思議ではないです >か? -引用開始-  宗教として成立するためには独自の戒律が必要である。しかし新約聖書には戒律 らしきものはない。新約聖書のテーマは「人間の内面における神との対決」だから である。そこで戒律がどっさりある旧約聖書に注目した。しかしその戒律の中には ユダヤ人固有の歴史的事情に基づくものも多く、そのまま受け入れるわけにはいか なかった。そこで戒律の中からユダヤ人固有の歴史的事情に基づくものを取り除い た。しかし相手は聖書、神以外に改訂の権限はない。そこで(新約聖書には神とは 書いていない。それどころかイエスは自分を「神の子」とは言っていない。「人の 子」としか言っていない。)イエスに神になってもらうことにし、三位一体説が成 立した。 -引用終了- と小室直樹氏が書いておられた記憶があります。2mさんのご意見をお聞かせくださ い。あと山本七平氏の「聖書の常識」に書いてあったことですが、キリスト教とユ ダヤ教(及びイスラム教)の分岐点はパウロかも。 Time : 2000/ 1/11(火) 21:35:49
Name : 明人 E-mail : tkyuuri@hotmail.com Title : 日本リバータリアニズム運動宣言 Comments: こんにちわ。明人といいます。 私の主催しておりますホームページ「Libertarianizm @ Japan] http://yokohama.cool.ne.jp/kyuuri/ を今後発展させていき、日本リバータリアン運動(=NLM)という 思想運動を展開していきたいと思っています。 そしてその主催者は、あの副島隆彦氏です。 副島氏の日本リバータリアン運動の宣言文が [きゅうりの自由な掲示板]というBBSに載せてあります。 これから、めちゃくちゃ密度の濃い、脳味噌の沸騰するような Site作りをしていくつもりです。 つきましては、興味のある方は、是非、HPの方を覗いてみてください。 副島氏を交えたMLによる展開も考えています。 詳しくは、HPの方でお知らせします。 それでは、よろしく。 #ちなみに、まだ作ったばかりなので、これから内容は充実させていきます。 http://yokohama.cool.ne.jp/kyuuri/ Time : 2000/ 1/11(火) 21:44:51
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : ちょっと質問を Comments: 街を歩いていて、ふと思ったのですが、 京都の昔の町割と、郵便局の分布は関係があるのでしょうか? 京都というのは、やけに郵便局が多い気がするので、 ご存知の方がございましたら、教えてください。 Time : 2000/ 1/13(木) 16:45:12
Name : 2m E-mail : Title : 旧約聖書の起原について(戒律も)+ Comments: ご意見ありがとうございます。 安部奈亮さん、横山 雅彦さんへ。 日本で古来から言われている「神」(ギリシャ神話やヒンズー神話他も似てます が)と彼らの言う「神(God)」との違いを書き上げていたのですが、そちらは長い上 に多いので後にして、旧約聖書の起原について(戒律も)の意見を書込みます。 1.成立時期 バビロン捕囚からちりぢりになるまでの間です。ユダヤ教徒は聖書の内容を一言 一句変えない様に言われていると聞きました。旧約聖書の歴史的事実に関する資料 はそこまでしかありません。更に、ちりぢりになった後では作っても広められませ ん。この期間に書かれた物なのは、多分間違いありません。 2.著者 ユダヤ教徒やキリスト教徒は、「God」が作ったとしていますが。・・ま、当らず とも遠からず、と言った所でしょうか。恐らくユダヤ人の王族、もしくは神官が作 ったものと思われます。そんな人でなければ、それまでの歴史を纏める事は出来な かったと思われます。 そして著者、もしくはその人達の中心人物の性格ですが・・きっと「God」と瓜二 つです。一言で言っちゃえば、「頑固親父」・・信者にはすみませんが。作家は物 語に自分の分身を登場させると、井沢先生も書いてましたし。何しろ、王族、もし くは神官として権勢を振えた筈が、あっと言う間にすっからかんにされたのだから 、そうなっても無理無いと思います。 3.戒律 「2m」としては、戒律は不要と言う老子や親鸞の意見に賛成です。どれだけ戒律 が多くても、結局抜け道はあるのですから。しかし、禅などの修行中の人はある程 度避けるべきだとは思います。 そして、旧約聖書に戒律が異常に多い理由です。まず上記の理由により「十戒」 ではとても足りなくなった事と、緊急事態により法律としてあった物も、戒律とし て組み込んだのが原因だと思われます。 後、小室直樹氏の意見ですが、これではユダヤ教徒がイエス・キリストを殺した 民族として、ずっと差別の対象になった現実と反対の現象が起きる筈です。そこを 納得できる意見が何かあれば良いのですが。 ・・しっかし途中まで「イザヤ記」を読んでいたのですが、余りの頑固さにもう ヤになりました。まあ、忍耐と思ってゆっくり読む事にしますので許して下さい。 目黒の宇宙人さんへ。 でも、外交も内政も下手糞な日本の政治家よりは、ちょっとだけまともだと思い ますよ。 Time : 2000/ 1/14(金) 00:36:29
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : 預言者と王(イザヤ記、エレミヤ記の背景) Comments: ダビデの建国から、バビロン捕囚までの、ユダヤ史と言うのは、預言者と王の戦い の時代ともいえます。 ダビデに先行して、ユダヤ人をペリシテ人の侵略から救い、ユダヤ王国の礎を築い た、サウル(実質的に初代ユダヤ王、ダビデの舅)がいます。彼は日本人の感覚で は、誠実で勇敢な人物なのですが、その初代の王を、預言者サムエルが任命するに 当たって、サムエルは民衆に王制(それまでユダヤに王はいなかった)の弊害を並 べ立てます。 ・・・王はあなたたちの息子を徴用する(引用者注・軍人、庸夫として)・・・娘 を徴用する(香料作り、料理女、パン焼き女として)・・・あなたたちの最上のブ ドウ畑、オリーブ畑を没収し、家臣に分け与える・・・女奴隷、若者を・・・ロバ を・・・羊の十分の一を・・・そうしてあなたたちは王の奴隷となる。その日あな たたちは自分が選んだ王のゆえに、泣き叫ぶ。しかし、主はその日、あなたたちに 答えてはくださらない・・・(サムエル記上8) さらに、サウルは戦いの前には必ず預言者による祈りを行うことをサムエルと約束 するのですが、サウル絶体絶命の危機にサムエルはなかなか到着しません、痺れを 切らしたサウルはお祈りなしに戦い勝利を始めてユダヤを救います。しかし、サム エルはサウルのその行為を神への反逆と見て決して許しはしませんでした。 つまり、神を優先すれば国が滅ぶ、のですが、それでも構わないと言うのが「旧約 聖書」の意見です。 預言者と王は、その始まりから対立しているのです。 その後、ユダヤ王国とイスラエル王国は繁栄し、やがてアッシリアとバビロニアの 前に滅ぼされますが、その繁栄を預言者は許しません。 預言者は貧富の差を弾劾する役目も負っていました。ユダヤ人が世界で最初に社会 保障を作った民族とされるゆえんです。 しかし預言者がもっとも嫌ったのは、異民族の祭祀がユダヤ人に入り込むことでし た。 ユダヤ王国とイスラエル王国の繁栄は、異民族の文化を取り入れ、協調していくこ とによってなされるのですが、それは預言者の目には神への裏切りとしか映りませ んでした。 実は預言者が攻撃している王は、今日の目で言えば名君が多いのです。 預言者が褒め称える王は、今日の目で見れば、異民族と無益な争いをし、一神教の 名の下に大規模な粛正を行い、むしろ暴君なのではないかとすら感じます。 このように、壮絶なものがこの2書の背景にはあるのです。 Time : 2000/ 1/14(金) 13:06:15
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : Re.旧約聖書の起原について(戒律も)+ Comments: >1.成立時期 バビロン捕囚からちりぢりになるまでの間です。ユダヤ教徒は聖書の内容を一言 一句変えない様に言われていると聞きました。旧約聖書の歴史的事実に関する資料 はそこまでしかありません。更に、ちりぢりになった後では作っても広められませ ん。この期間に書かれた物なのは、多分間違いありません。 これは,その通りです。ユダヤ教が一神教としてしっかりと確立したのはこの時期 です。それまでは,周りの多神教や小牛の祭祀,などとせめぎあっていました。「 創世記」もメソポタミヤの神話を取り入れて作られました。一神教の神の概念でさ えも,そのころのメソポタミアの神の概念を採り入れています。 >2.著者 ユダヤ教徒やキリスト教徒は、「God」が作ったとしていますが。・・ま、当らず とも遠からず、と言った所でしょうか。恐らくユダヤ人の王族、もしくは神官が作 ったものと思われます。そんな人でなければ、それまでの歴史を纏める事は出来な かったと思われます。 >1.成立時期 そして著者、もしくはその人達の中心人物の性格ですが・・きっと「God」と瓜二 つです。一言で言っちゃえば、「頑固親父」・・信者にはすみませんが。作家は物 語に自分の分身を登場させると、井沢先生も書いてましたし。何しろ、王族、もし くは神官として権勢を振えた筈が、あっと言う間にすっからかんにされたのだから 、そうなっても無理無いと思います。 これは一理あります。バビロンに連れて行かれたのは,ユダヤ人の支配階級だった からです。まさか民族すべてを捕囚にする事は出来ません。イスラエル王国とユダ ヤ王国の王族,貴族,神官が連れて行かれました。ユダヤ人が団結する核となる人 物をつれていったのです。これによって,パレスティナでの祭祀はよく分からなく なってしまい、捕囚終了後帰還した神官たちは愕然としています。 なお,イザヤは,預言者には珍しく,貴族階級の出身者でしたので,このような要 素もあるかもしれません。 >3.戒律 「2m」としては、戒律は不要と言う老子や親鸞の意見に賛成です。どれだけ戒律 が多くても、結局抜け道はあるのですから。しかし、禅などの修行中の人はある程 度避けるべきだとは思います。 そして、旧約聖書に戒律が異常に多い理由です。まず上記の理由により「十戒」 ではとても足りなくなった事と、緊急事態により法律としてあった物も、戒律とし て組み込んだのが原因だと思われます。 これは古来から典型的な日本人の宗教観ですね。 Time : 2000/ 1/15(土) 12:13:35
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : すみません Comments: 引用間違ってました。 下の方の1.成立時期いりませんね。 Time : 2000/ 1/15(土) 12:15:55
Name : 目黒の宇宙人 E-mail : fwpe5742@mb.infoweb.ne.jp Title : 日本人の病気 Comments:  2mさんへ、中国は世界一人口の多い国で,世界一人口が多いということは,早く言 えば世界制覇が出来るくらいの人口を持っている国だと言うことで,世界制覇が出来 るくらいの人口を持った国が,過去に2回もの異民族支配を受けているわけで,この歴 史を見れば中国の政治家が優れているなどと言うことは,考えられないことであり, 中国の政治家が優れているなどと評価するのは,あまりにも観念的な評価だと言わざ るを得ない。中国人は,出来るだけ高く評価しなければいけないと言う規則でもある みたいではないですか。 Time : 2000/ 1/15(土) 18:23:04
Name : 2m E-mail : Title : 目黒の宇宙人さんへ Comments: うーん。ちょーーと、視点を変えてみたらどうでしょうか? >過去に2回もの異民族支配を受けている 1つは蒙古軍ですね。当時、世界最強の騎馬軍団、モンゴル軍に対抗できた軍は皆 無です。日本が勝てたのは、井沢先生も書いている通り、間に海があったからです 。ベトナム(多分)は、山と海があったからです。そして、ヨーロッパは、本拠地 から余りに遠くなったのと、とある事情(確か、有力者の誰かが死んだ)からです 。・・これに対処していないからと言って、優れていないとするのは早計だと思い ます。 後、中華思想の虜となってしまったのは、本当に愚かです。小林よしのりさんは 、今もそうだと書いてましたが・・本当なら大変です。あれだけの国土と国民を抱 えてそんな思想に染まっていたら、周辺諸国も危険だし今の中国も長くはないでし ょう。老子はその辺の事も書いていたのですが・・。しかし日本人も戦前は、神国 だから絶対負けない、とほざいていたのだから余り変わりはしません。 結局の所、自惚れモードにはまっちゃった人は、どこの国の人であれ有害です。 逆に、自惚れを止めちゃった人は、とても有益です。中国では、恐らく孔子が元凶 です。老子から高慢な性格を治す様に諭されていたので暫くは大丈夫だったけど、 多分、朱子が高慢な部分を増長させてぶち壊したんでしょうね。 それと日本のいてもいなくても殆ど変らない政治家より外交ができる分だけ、「 ちょっとだけまとも」と言っているのです。そんなに過大評価とは思えませんが。 Time : 2000/ 1/15(土) 22:44:47
Name : 目黒の宇宙人 E-mail : fwpe5742@mb.infoweb.ne.jp Title : 歴史について Comments:  2mさんへ ベトナムとカンボジアの歴史を見れば、ベトナムとカンボジアの人口 比は約8対1であるがベトナムが一方的にカンボジアを侵略していると言う歴史で ,人口に大差がある場合には,これが普通でしょう。人口が一桁違うと言うことは,大 変なことでモンゴル軍が世界一強いと言っても中国のような人口の多い国であれば ,政治家がしっかりしていさえすれば、モンゴルに支配されるなどと言うことは,考 えられないことであり,少々の言い訳が通るような人交差ではないでしょう。日本も 中国の政治家が能力があれば,中国の強大であることが脅威となっていたことでしょ う,日本は中国の政治家がぼんやりしているから助かっていると言う面があると言え るでしょう。よかったらわたしのホ−ムペ−ジも見てください。 http://homepage1.nifty.com/fujisann378/ Time : 2000/ 1/17(月) 11:02:37
Name : 待兼右大臣 E-mail : Title : 目黒の宇宙人さんへ(補足) Comments: >そして、ヨーロッパは、本拠地から余りに遠くなったのと、とある事情 >(確か、有力者の誰かが死んだ)からです。 は第2代のハーンのオゴタイ(ジンギスカンの三男)の死去の為です。 Time : 2000/ 1/17(月) 11:04:04
Name : 2m E-mail : Title : ご意見、補足ありがとうございます。 Comments: 安部奈亮さん、ご意見ありがとうございます。すみませんが返事はもう少し待っ て下さい。 待兼右大臣さん、補足ありがとうございます。 目黒の宇宙人さん、ご意見ありがとうございます。 >ベトナムとカンボジアの人口比は約8対1であるがベトナムが一方的にカンボジ アを侵略していると言う歴史で,人口に大差がある場合には,これが普通でしょう。 そうですね。そう言うのが普通です。しかし、モンゴル軍は別格です。寡兵で大 軍を破る場合、大抵、とんでもない奇策が必要です。孫子によると、「戦いは総じ て正攻法で行い、状況に応じた奇策によって勝利する」。・・織田信長が今川義元 を倒せたのも、かなりの計算に則った奇策が功を奏したからです。でも当時、他勢 力にとってのモンゴル軍の戦い方は、奇策の固まりと言えます。しかもモンゴル軍 にとっては、その戦い方が正攻法です。これでは、余程の状況下にある勢力でなけ れば勝ち目は全くありません。 >>>あれだけの国土と国民を抱えてそんな思想に染まっていたら、周辺諸国も 危険だし今の中国も長くはないでしょう。(2000/ 1/15(土) 22:44:47) すみません。「2m」が書いておいて何ですが・・これは、老子の受売りです。ま 、感覚的には理解できますし、幾つかの問題も挙げられます。しかし、1から10まで (精々3までです)、論理的に解説する事は今の所できません。何れその内、きちん と理解してから書きますので、ご容赦下さい。 Time : 2000/ 1/17(月) 23:43:52
Name : JFK E-mail : Title : 中国の異民族支配は2回だけではないですよ。 Comments: 目黒の宇宙人さんへ。  確かに江南まで異民族に支配されたのは元と清でしょうが、華北は何回も異民族 に支配されています。例えば北魏も金もそうですし、五胡十六国はその最たるもの です。さらに、あの随唐帝国も母方は鮮卑系であり、純粋な漢民族ではありません 。  ただし元以外はいずれも中華思想に組み込まれ、逆に中国に同化していったよう ですが。 Time : 2000/ 1/18(火) 00:17:21
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : 万里の長城に穴を空けたのは Comments: 目黒の宇宙人さんへ、 陳舜臣氏の「十八史略」に書いてあったような気がするのですが、中国に異民族が 侵入する場合、万里の長城を乗り越えるのではなく、内側の中国人が手引きして、 万里の長城を素通りさせてしまうのが多いそうです。中原での戦いに、異民族の力 を借りたり、人手不足を異民族の植民で補ったりで。後漢の末期や、遼の侵入なん かがそうです。 で、思うのですが、仮に中国の指導者が無能だとして、それでどうするのですか? 所詮は隣国のことです、日本にとってどうだ、ということを言ってくれないと、私 は少々ピンとこないです。 Time : 2000/ 1/18(火) 13:27:50
Name : 2m E-mail : Title : 戒律、及び「神」と「God」の違いについて Comments: ご意見ありがとうございます。 まず、戒律について、更に述べてみます。 老子は、聖人が戒律を作ったから人間は悪知恵が逞しくなり、どうにもならなく なってしまった。と嘆いています。確かに、してはいけない事を設けられると、破 りたくなる人も多いと思います。例えば、現在煙草は成人しないと吸ってはいけな い事になっていますが、隠れて吸っている子供は結構いる様です。更に、煙草を吸 う人は大人っぽいと、あらぬ勘違いをしている子供までいる様です(精神的に子供 ですね)。 でも今、いきなり子供も吸って良いとしたら、収拾がつかなくなるとは思います が。しかし結局、吸わない人は吸わないし、吸う人は吸うと思います。本当に禁止 するんだったら、煙草を一切無くさない限り隠れて吸う人は絶えないと思います。 ・・・何か、煙草業界の人から怒られそうな内容になっちゃいました。確かに、吸 う吸わないは個人の問題です。でも、勘違いをさせて健康を害させてまで吸わせる のは、利益追求をするのが企業の目的としても、やってはいけないと思います。 安部奈亮さんへ。 では、日本で古来から言われている「神」と彼らの言う「神」(以下、God)との 差について幾つか書込みます。 @死と不死 まず、これですね。「不完全」と「完全」とも言い替えられると思います。これ で彼らには、完全主義者が多い(気のせいでしょうか?)のかも知れません。ちな もに老荘思想では、完全(陽)は不完全(陰)になろうとするから、少し欠けてい るべきと言っています。「2m」は老荘思想の考えを支持します。不完全だからこそ 、討論も、(マーク・トウェイン曰く)競馬も、成立つ訳ですし。 A人間性 「神」は・・極めて人間っぽいですよね。結婚するし、子供作るし、失敗して出 来そこないの子供(ヒルコの事です)も作っちゃうし。何とも、親近感が湧いて来 ます。これは先祖を神としているからと思います。他にも、ありとあらゆる所に「 神」はいます。動物や無生物も「神」になります。これらは、自然を恐れると同時 に大事にしようとする、自然崇拝を基本としているためと思われます。 一方、「God」は・・。「神」みたいな事は全くしません。子供を作ると言っても 「処女懐胎」とか言ってます。(これについては、嫌な考察があります。聖職者と の間にできた子供をそう言って誤魔化していたのでは・・すぐばれそうですが。) それですることと言えば、世の中に対する不平不満を言って、解決案を提示する訳 でもなく破滅するぞと言います。・・やっぱ、頑固親父ですね。 B超能力 ま、これは両方持ってますね。ただ、「神」は本当に必要と思った時にしか使わ ないのに対し、「God」は悪者なら誰彼構わず使いたがる様です。悪者でも、同情す べき所はあると思います。「罪を憎んで人を憎まず」と言う発想は、「神」にはあ っても、「God」には無いようです。なお、超能力には人の願望が現れているそうで すが・・きっと、そうなんでしょうね。また、以前書いた「魔境」の時に、予知な どの現象が現れるそうです。これに、はまっちゃうと、あの邪教の教祖みたくなる そうです。それと、禅の「魔境」と、ユダヤ・キリスト教などの「預言」ですが・ ・様々な点で一致するので、恐らく同一の物ではないかと思います。 C史実として強調 これも全く違います。戦前の日本では「神」をそのまま史実として扱っていた様 ですが・・これも、日本人に異常な好戦家が増えた原因と考えられます。因みに江 戸時代は、古代人の思想研究に使っていた様です(賀茂真淵・本居宣長)。神話に は実際は書けない事や、わざと歪曲している所も多数ある筈なので、神話をそのま ま史実とするのは、作者の意図にはまり込み思想を偏らせる危険性が高過ぎます。 ・・・ま、とりあえずこんな物です。また、他にも気付いたら書込みますので、 よろしく。 Time : 2000/ 1/18(火) 23:56:03
Name : 目黒の宇宙人 E-mail : fwpe5742@mb.infoweb.ne.jp Title : 日本の中国問題 Comments:  阿部奈亮さんへ,中国の政治家が無能である事と日本とどういう関係があるかとの 事ですが,日本の中に中国の政治家に対する過大評価があると,日本と中国の外交交 渉において日本が不必要に不利な立場にたたざるを得なくなる,という事と日本にお いて中国の政治家に学ぼうと言う意見もあるわけで,自分たちより下の国に学んでい たのでは日本の政治か良くなるとは,思えないわけで,中国は文化だけの国で,政治は 分からない民族なのではないか、そういう点から言っても中国の政治家に対する過 大評価は正していかなければいけないと思います。 Time : 2000/ 1/20(木) 10:17:12
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : 私の知識では・・・ Comments: 中国人というのは、むしろ政治にしか救いを求めない民族であったと思います。 輪廻転生や、死後の審判などに、現世の埋め合わせを求めないで、現世のしかも 政治の世界での解決しか信じていないという。 儒教にしても法家にしても、よい政治を実現することを永遠のテーマにしたわけ ですから。道教は少し違うかもしれませんが、道教というのは、政治の世界で負け たり、世に受け入れられなかった人が、逃げ込む場所という面もあります。 ですから、やはり政治の世界では中国のほうが一枚上手だと思います(その政治 的に一枚上手な人たちが行う政治が、日本人から見て道徳的に正しいか、悪いかは 別問題です)。 日本人の中国好きは、江戸時代から始まっていて(奈良時代までさかのぼれるか もしれませんけれども、私たちに対する影響なら、江戸時代からでいいでしょう) 江戸、明治、昭和、の政治家や知識人や軍人の中には、本気で日本を中国にしよう とした人まで出てきます。私は、それが60年前に日本人が道を誤った大きな原因の 一つだと思っています・・・ Time : 2000/ 1/20(木) 11:45:50
Name : 2m E-mail : Title : 道教と儒教について Comments: すいません。ちょっと気になりましたので、意見を書き込みます。 安部奈亮さんへ。 >道教というのは、政治の世界で負けたり、世に受け入れられなかった人が、逃げ 込む場所という面もあります。 これは神仙思想が入り込んでしまった後の道教ではないでしょうか?老子の道徳 教を見る限り、現実をきちんと見据えた上での意見が多数入っています。特に「道 」を得る事を強調していますが、確かに芯が通っていない政治家は見苦しい限りで す。「道」=「哲学」なら(かなりいい加減ですが)、解り易いと思います。 >儒教 封神演技・上巻のまえがきは、見た事はありますか?孔子、及び儒家の悪行が書 いてあります。中でも、孔子は周公旦を夢に見て、その教えを説いたと言うのは、 それまでの認識としての現実主義者・孔子とは信じられませんでした。しかし「論 語」にも、その話は書いてあります。「老荘思想」は現実主義者で、「論語」は理 想主義者、もしくは空想主義者の産物ではないかと思っています。・・そう言えば 、封神演技の主人公・太公望は、領内で言いたい事だけ言って、何もしようとしな い儒家を殺したそうです。空想主義者は、現状を認めず文句を言うだけで世の中を 混乱させる事はあっても、纏める事はできないからだと思います。また、孔子は「 怪力・乱神を語らず」としたそうです。だからこそ儒家は老子を現実の人物ではな く、仙界と言う空想世界に追いやったとも考えられます。 と、言った所です。ではまた。 Time : 2000/ 1/20(木) 21:32:01
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : 道教については、 Comments: 実はよく知らないのです。多分、私の道教の認識は、2mさんがおっしゃる通りで はないかと思います。 儒教については、「論語」「孟子」「中庸」「大学」ほかにもいくつか解説の本を読みま したから、ちょっとはわかります。 道教に対しては、これ以上意見を言うのは控えさせていただきます(何せ「荘子」す ら読んでいないのです) ただ一ついえることは、儒教は現実主義であることです。 「封神演技」は読んだことがないです。漫画は好きですけど。あれは、御伽噺です から、中国人の宗教や異界に対する認識を知る手だてにはなるでしょうが、事実と は少し違うのではないでしょうか?太公望の時代に、儒家がいたかどうかはちょっ と怪しいです。 白川静氏の本を読んでいると、周より前の中国の祭祀というのは血にまみれてい たことがわかります。何をするにも、まず生け贄をささげるんです。果ては、生け 贄にするための異民族を常時飼っていたらしいというから驚きです。 そんな社会で周公旦というのは初めて人間を礼儀で治め、蛮習をなくしました。 菅子からはじまる法家も、やはり恐怖ではなく理性によって人間を平等に治めよう とする思想です。孔子は、周公に始まる理性による政治を一歩推し進めて、更なる 人間平等を唱えた思想家です。孔子は,たとえ異民族であっても、仁をおさめ礼儀 を守っていきさえすれば、君子になれるといっています。 もちろんこれは強烈な中華思想ですが、2千5百年前に人類はみな平等と唱えた孔 子の功績は大なるものであるはずです。同じころ人間平等を唱えたお釈迦様に並ぶ でしょう(確か世界史ではこのころのことを機軸の時代とかいうんだったかな?この 機軸の中にはユダヤ教も入ります)。 孔子が周公を夢に見たのは、あまりにも周公を慕ったためだったと思います(「論 語」で確かめてみます)。別に夢の託宣というわけではないと思いますが、どうでし ょう? Time : 2000/ 1/21(金) 11:27:26
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : 儒教の弊害 Comments: これはやはり、中国においては科挙でしょう。 科挙もこれまたすばらしい制度なのですが、中国の場合、科挙官僚以外は人にあ らず・・・みたいなところまでいってしまったのが問題だと思います。 科挙を通って官僚になれば、税金だけでとんでもないほど大金持になれる(汚職 をすればもっと金持ち)。自然、科学技術や文芸にまわされる才能は減ってしまう わけで、中国は多くのものを発明したのに、それを十分生かしていない。 どんなすばらしい思想でも、唯我独尊的になってしまってはお仕舞という事でし ょうか? Time : 2000/ 1/21(金) 15:55:30
Name : 蓬莱・方丈・瀛州 E-mail : Title : 2mさんへ Comments: はじめまして。ちょっと質問です。 >神仙思想が入り込んでしまった後の道教 ということですが、神仙思想のほうが後からの発生なのでしょうか? それとも、もともと別々だった神仙思想と道教が権力者(儒家・法家)の弾圧によ ってくっついたということでしょうか? 私は東アジアには、神仙思想というハードがもともとあり,集団の発達とともに儒家 、法家、仏教という支配者に都合のよいソフトが選択されたのではないでしょうか ? 日本においても同様だと思っています。 Time : 2000/ 1/21(金) 22:11:38
Name : 2m E-mail : Title : 道教と儒教について p2 Comments: 安部奈亮さんへ。 まず前回の文は、短いにも関わらず重要な所で間違いがありましたので、訂正し てお詫びします。 誤:道徳教 → 正:道徳経 誤:言いたい事だけ言って、何もしようとしない儒家 → 正:言いたい事だけ言って、何もしようとしない儒教的な賢者 ・・です。ごめんなさい。太公望の時代に儒家はいなかった筈です。 >「封神演技」は・・・事実とは少し違うのではないでしょうか? 勿論、そう思います。しかし現実的な所は、ある程度史実を伝えていると思いま す。 >白川静氏の本を読んでいると、・・・孔子は,たとえ異民族であっても、仁をお さめ礼儀を守っていきさえすれば、君子になれるといっています。 ・・これを読んで思い出す事があります。今の「歴史教科書」の各問題です。ま た、井沢先生も書いていたと思いましたが、江戸時代の歴史教科書での扱いです。 ・・もしかすると、インカやアステカも同じかも知れません。 新しい時代になって古い時代の歴史を書く時の問題は、古い時代が新しい時代よ り良くてはならないと言う事です。それは新しい時代そのものを否定する事に繋が るからです。封神演技・上巻のまえがきにありましたが、孔子は書いた歴史書で、 気に入らない人物に筆誅を加え、歴史の改竄を行ったとの事です。詳しく調べた訳 ではありませんが、この通りなら孔子は碌でもない愚者と言う事になってしまいま す。過去を正しく知らなければ、現状も将来も正しく把握するのは難しいと思うか らです。しかし、この文を見た所では・・。多分白川静氏は、孔子の残した資料を 元に何らかの文を書いたのでは無いでしょうか? >何をするにも、まず生け贄 そんな状態が長期間続けば、国が潰れると思います。幾ら異民族を飼っていたと しても、あっという間に、戦争や飼う為の資金繰りが追いつかなくなると思います 。孔子の筆誅の部分(=嘘)だと思います。 >世界史ではこのころのことを機軸の時代とかいう 言わせてもらいます。「悪の機軸」です。「歴史の改竄」・「空想主義」がはび こり出した時代と思われます。 > 「封神演技」は読んだことがないです。漫画は好きですけど。 漫画も面白いです。でも、個人的には原作の方が好きです。 >どんなすばらしい思想でも、唯我独尊的になってしまってはお仕舞という事でし ょうか? 上記の事を考えると・・元から腐り掛けていた思想ではないかと思います。あと 、中国や韓国で、活版印刷・火薬・羅針盤(羅針盤もでしたか?)をヨーロッパよ り早く開発していたと言う歴史ですが、眉唾だと思っています。彼らは、中華思想 や小華思想の虜達ですから。元々からヨーロッパより遅れていたと思ったら、すぐ さま歴史の改竄を行うのではないでしょうか? 知っているかも知れませんが、三国志演義で諸葛孔明が火薬を使ったのは完全に フィクションとされています。しかし、それでも織り交ぜるのが、中華思想にはま った彼ら・・だと思います。・・あと孔子が実在の人物かどうかも、疑っておくべ きかも知れません。(確証は僅かしかありません) 蓬莱・方丈・瀛州さんへ。はじめまして。 >神仙思想のほうが後からの発生なのでしょうか? >それとも、もともと別々だった神仙思想と道教が権力者(儒家・法家)の >弾圧によってくっついたということでしょうか? すいません。そこまで詳しい事は知りません。経緯で知っているのは、元々あっ た老荘思想に、神仙思想が付け加えられ道教となっていったと言う事だけです。神 仙思想が花盛りになったのは、始皇帝の頃だとは思いますが・・。 他は・・そうかも知れません。 では、また。 Time : 2000/ 1/22(土) 00:14:33
Name : 蓬莱・方丈・瀛州 E-mail : Title : 道教教団としての動き Comments: 道教の教団勢力としての政治的、軍事的、思想的な動きとしては、「陳勝・呉広の 乱」からでしょうか? それとも、後漢末期から三国時代にかけての「黄巾の乱」なのでしょうか? いずれにしても、道教の根本理念である「老荘思想」と不老不死がその最大のテー マである「神仙思想」本来の姿とは違った形で教団が強大化したのは明らかですね 。 このように考えると、神仙思想の中から古代においての反体制(儒教)思想として 道教哲学が発展したのではないでしょうか? 確か老子は姓を「李」といったと思います。皇帝と姓が同じことから「唐」の時代 に大流行し、老子伝説が神秘化されたのではないでしょうか? あまりにも、神秘化されすぎたため、不在説が囁かれるようになったのでは?? Time : 2000/ 1/22(土) 11:11:05
Name : 2m E-mail : Title : 道教と儒教について p3 Comments: 蓬莱・方丈・瀛州さんへ。 >このように考えると、神仙思想の中から古代においての反体制(儒教)思想とし て道教哲学が発展したのではないでしょうか? これは、早計ではないでしょうか?もしそうなら、儒教側も何らかの手を打って いると、考えた方が良いと思います。 老子が孔子に贈った言葉には、以前書いた「高慢な性格を治すべき」と言うのと 、「古い思想をそのまま受け入れてはいけない」と言う、2つがあります。つまり 孔子が周王朝前期の周公旦を理想として、彼に合わせるべきだと言っているのを、 老子は批判していると思われます。お釈迦様も、老子と同様の事を言っています。 「時代が移り変わる事を知らなければならない」です。 この時点で、孔子は理想主義者、もしくは空想主義者と言えます。時代に合わせ て考え方を変えなければ、その時代に合わせた対策が打てません。そこを昔からの 1つの考え方で押し通そうとしても、無理が出てしまいます。老子やお釈迦様の言 う様に、時代に合わせて対策を考える、そう言うのが現実主義者の考え方だと思い ます。 これは、まともな宗教と邪教との見分けにも使えそうです。現代の邪教の殆どは 自分達の考えを絶対として、それ以外を一切認めません(邪教同士は認め合うから 、ちょっとややこしいです)。しかし、まともな宗教は時代で変って行くので、自 分達の考えを絶対としません。ま、自分達の考えが絶対だと思う時点で、高慢極ま りないとも言えますが。狭い家に閉じ込めて、自分達の考えを絶対として、他人に も押し付けるのは、完全に邪教の遣り方です。 それと、孔子は老いてからは周公旦を夢に見る事が無くなったそうです。これは 老子から諭されて、まともになったのだと思っています。(しかし、孔子はそれを 残念がっている様なので、本当にちょっとだけまともになったと思っています) では。 Time : 2000/ 1/23(日) 11:14:45
Name : 蓬莱・方丈・瀛州 E-mail : Title : 儒教側? Comments: 儒教側というのは、体制側という意味ですか? それとも、儒教は道教・仏教のように教団化していたのでしょうか? 私の印象では、儒教というのは統治哲学として発展したものだと感じています。 民衆の方を向いた「教え」ではないということです。中国の民衆にとっての「宗教 」とは神仙思想としての道教であり、哲学としての道教ではないと思っています。 また儒教とも違うように思います。これは現代にも繋がっているように思います。 教理のない宗教としての神仙思想は、道教哲学も仏教もひいては対立しているはず の儒教でさえ飲み込んでいるように思います。これは日本の神道にも通じるもので はないかとも考えています。 隋までの中国においては道教教団は農民蜂起の中心的役割を担う場合が多くあるこ とからも古代において道教は反体制であったと認識されるのではないでしょうか? 「唐代」において道教が皇帝にも受け入れられ、皇帝も道教を保護した。皇帝に保 護されるためには反体制としての色は薄めなくてはいけない。というところで道教 の哲学(道徳経)がクローズアップされたというところではないでしょうか?皇帝 側としても再び道教教団によって体制を揺るがされることを警戒したためかもしれ ません。もちろん神仙による奇跡(不老不死、病気の治癒など)を皇帝自身が信じ ていたということもあるでしょうが・・・・・。元をただせば新王朝というのは旧 王朝に対する反体制でもありますしね。 道教=反体制というところからも、隋の時代の終末ころ聖徳太子が道教神(天皇大 帝)から引いてきた「天皇」を国書に記したのでは?つまり「天皇」と名乗ること は宗教的・呪術的な意味合いにおいても倭国(日本)から隋への独立の宣誓という 意味があったのではないかと妄想しています。 儒教は、統治哲学として解釈され、利用された時点で「宗教」としての意味を半減 させたのではないでしょうか?だから神仙思想に対する「現実主義」と認知される こととなったのではないでしょうか? 道教的なもの、儒教的なもの仏教的なものなどなどそれぞれの思想がぶつかり合っ て中国および周辺国家の思想は変遷していったのだと思います。でもその根底にあ ったのは「神仙思想」だったと考えています。 まとまりが悪くなったのでこれで失礼します。 Time : 2000/ 1/23(日) 14:41:20
Name : 2m E-mail : Title : 道教と儒教について p4 Comments: 蓬莱・方丈・瀛州さんへ。ご意見ありがとうございます。 >儒教側というのは、体制側という意味ですか? はい、そうです。 「2m」は、神仙思想と老荘思想は、全く別個のものと考えています。 老荘思想は政治哲学を含み、現実主義的な部分で仏教とも似た部分があります。 儒教は、その政治哲学の部分を抜き取って都合が良い様に変えてもいるようにも思 えます。 神仙思想は、根本的に人間の弱さを現していると思います。いつまでも生きたい 、永遠の若さが欲しい。と言う願望は、余程の人で無い限り、誰もが持つ物と思い ます。だからこそ、様々な宗教に受け入れられたのだと思います。しかし、あくま で空想に過ぎないので、教理が存在できないのだと思います。 この水と油の思想を合わせたのは・・多分、儒教です。老荘思想から現実主義を 奪う事で、一番得をしたのは儒教です。だから儒教は、あれほどの理想(空想)主 義なのに現実主義と認知されていると思われます。 >「唐代」において道教が皇帝にも受け入れられ、皇帝も道教を保護した。皇帝に 保護されるためには反体制としての色は薄めなくてはいけない。というところで道 教の哲学(道徳経)がクローズアップされたというところではないでしょうか? 「反体制」=「道徳経」では、ないと思います。反体制側は、意見を纏めるため に老子の道徳経を利用したとは考えられないでしょうか?・・老子も荘子も、悪人 でも「道」が無くては存続できないと書いています。 では、又のご意見をお待ちしています。 Time : 2000/ 1/23(日) 17:53:56
Name : 蓬莱・方丈・瀛州 E-mail : Title : 老荘思想と神仙思想 Comments: 老荘思想と神仙思想は内容的には全くの別物ですが、老荘思想は神仙思想に乗っか ることによって広まったものではないのでしょうか?本当に儒教によってこの二つ はむすばれたのですか?あまりにも哲学的過ぎる「道の理論」など説いても誰も理 解できなかったから神仙思想の力を借りて「道教」は生き残ったと思っていました 。 神仙思想が宗教に受け入れられたのではなく、遥か古代からつづく神仙思想がまず あって、各時代に必要とされる宗教が神仙思想に組み込まれたということでは? 孔子や韓非子を聖人として崇める一方、黄帝や関帝を代表とする道教神や仙人も崇 める、それが中国という国ではないでしょうか。 私も道徳経自体は反体制ではないと思っていますし、逆に孔子の思想自体も体制で はなく、結果として体制、反体制に別れざるを得なかっただけではないのでしょう か? 要は教理や開祖のすばらしさなど関係のない後世の解釈や取捨選択の違いが体制・ 反体制にそれぞれ利用されたと考えています。こんな都合のよいことができるのも 両方が神仙思想の内部に組み込まれていたからではないのでしょうか? 道教理論一番の隆盛期である唐の時代が終わって五代十国の混乱が起こり、かわっ て儒学を発展させた宋の朱子学が起こり、朱子学と道教理論の中間のような思想で ある陽明学が明代にできたという中国哲学の変遷も老子や孔子の教えの根本(教典 )は解釈の仕方しだいで国家というものにとって有用にもなるし害にもなるという ことを示しているのではないでしょうか? 中国哲学思のなかで特別に儒教の理論だけが空想、理想主義というのは、2mさんの 主観でしかないように思われます。 儒教の根本、孔子の人間性は2mさんのご指摘とおりなのかもしれませんが、それを もって儒教だけが腐っているというのは言いすぎではないでしょうか? 儒教理論も道教理論も使う側の意識しだいなのかもしれませんね? Time : 2000/ 1/23(日) 19:09:35
Name : 2m E-mail : Title : 道教と儒教について p5 Comments: 蓬莱・方丈・瀛州さんへ。ご意見ありがとうございます。 >老荘思想と神仙思想は内容的には全くの別物ですが、老荘思想は神仙思想に乗っ かることによって広まったものではないのでしょうか? 逆ではないでしょうか。封神演義や三国志を読むと、神仙思想は老荘思想によっ てその意味合いが濃厚になっています。神仙は、「道」を得るのが第一条件となっ ている様ですし。神仙思想の大本は、始皇帝の頃にもあった蓬莱山信仰等、地方の 山や海に対する信仰ではないでしょうか?その当時の神仙は不老不死の薬は持って いても、多分、「道」は持っていないと思います。勿論、空想上で、です。そして 未確認ですが、老荘思想の哲学が無いので、当時の神仙思想は意味合いが薄いと思 われます。 >道教理論一番の隆盛期である・・解釈の仕方しだいで国家というものにとって有 用にもなるし害にもなるということを示しているのではないでしょうか? そうですね。ただ、手塚治虫さんは、「国家と結びついた宗教は悪くなる」と言 っていました。色々と調べて来た所、これは、間違いなさそうです。最近の邪教も 、一部のメディアと結び付いている為、存在できると考えています。 >中国哲学思のなかで特別に儒教の理論だけが空想、理想主義というのは、2mさん の主観でしかないように思われます。 別に、特別に儒教の理論だけが空想、理想主義と言っている訳ではありません。 儒教の理論は、一見かなり現実的に見えます。しかし、安部奈亮さんの資料と意見 にあった様に、強烈な中華思想を含んでいます。その中華思想自体が、空想、理想 主義だと思われます。中国は余りにも傲慢な振舞いで昔は中国自身を、今は周辺諸 国を危険な状態にしています。傲慢な振舞いをできる原因が、儒教の空想、理想主 義(=中華思想)だと思っています。老子の様な現実主義なら、そんな危険な事はし ない筈です。 >儒教の根本、孔子の人間性は2mさんのご指摘とおりなのかもしれませんが、それ をもって儒教だけが腐っているというのは言いすぎではないでしょうか? 多くの宗教を見た所、殆ど、あるいは全ての宗教は開祖の精神を受け継いでいま す。つまり開祖が悪い宗教は、根本から叩き直すか完全に内側から潰さない限り、 いつまでも腐り続けています。・・この点日本の宗教は、戦国末期から江戸初期に かけて叩き直されているので、江戸時代は極めてまともな状態です。ま、これは多 分、開祖と言うより破戒僧達ですが。 儒教は国家と結び付き、孔子の中華思想を更に拡大解釈している様です。 >儒教理論も道教理論も使う側の意識しだいなのかもしれませんね? そう思います。幾ら悪い思想でも、それだけを完全とせず様々な思想を見ていれ ば、創始者の邪な思想にも入り込まずに済む筈です。使う側の意識が本当にしっか りしてさえすれば、現在の邪教の大盤振る舞いは起きる筈も無いですし。 では、また。 Time : 2000/ 1/24(月) 23:05:01
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : 2mさんへ、クリスチャンを友に持ち儒教を自己の規範としている者より Comments:  日本人は,自分が無宗教であり,人によっては宗教を信じるのは弱い人間のする 事であると断じ,自分はそのような狂信から自由で理性的であると考えています。  この考えは,江戸時代から強く日本人に根付いています。吉田松陰は手紙で,「 宗教とは女子供などの心の弱い者が頼るもの」と書いています。  さて日本人は,宗教と言うと「空想」「狂信」「ご利益」などと思いがちですが ,これは井沢先生がその著作で何度も書いてらっしゃるように,間違いです。宗教 と言うのは,世界中どこでも,生活のための規範を指します。  そう考えると,日本人は無宗教どころか,かなり強力な社会規範を持っており, そのおかげで世界一の治安を誇り,今の経済発展があるといえるでしょう。この事 は,井沢先生が多く著作されていますし,山本七平さんがもっと詳しく著作されて います。我々は,日本教徒なのです。  2mさんの見解は,日本を賛美する日本人が良く持つ見解ですが,これには大きな 危険性が隠されています。  キリスト教やユダヤ教などは,日本人の感覚からすると,妄想体系としか思えな いのですが,彼らはこれを基にして,自分たちの社会規範を築いています。  彼らの思想の中で,自らと合い入れない部分だけを取り出して,それを「邪教」 と決め付け,「幾ら悪い思想でも、それだけを完全とせず様々な思想を見ていれ ば、創始者の邪な思想にも入り込まずに済む筈です。」のように,1等下の思想と 考え,我々の感覚の範疇から離れなければ信じても構わないよ,と言う物言いは大 変危険です。  2mさんは,人類共通の理性に基づいて判断しているつもりかもしれませんが,こ れは実は日本人だけに共通する思想に過ぎません。日本人はよく「人間だから・・ ・」と言いますがこれは「日本人だから・・・」なのです。正確に言えば,「日本 教を信じている人間だから・・・」です。  さて何故これが危険かと言うと,日本人だけにしか通用しない思想で,全てを判 断しているからです。2mさんは,キリスト教や儒教の独善性を非難していながら, 同じ事をしているのです。  東アジア,東南アジアにおいて,日本の価値観を押し付ける事を「解放」と勘違 いした,日本軍と同じ過ちに陥ってしまいます。  2mさんは,これを読まれて腹を立てるかもしれません。でも,自分の価値観は本 当に人類共通で,不偏不党であるかどうか,もう一度考えてください。 Time : 2000/ 1/24(月) 23:59:11
Name : 蓬莱・方丈・瀛州 E-mail : Title : 道と神仙 Comments: みなさん、こんにちは。 2mさん、こんにちは。だんだん抽象的になってしまったかもしれません。 現代中国についての私の認識が甘いのでおかしいところも多々あると思いますが感 想としてお聞き下さい。特に反論というわけではありませんが、一部引用させてい ただきました。 >逆ではないでしょうか。封神演義や三国志を読むと、 >神仙思想は老荘思想によってその意味合いが濃厚になっています。 >神仙は、「道」を得るのが第一条件となっている様ですし。 封神演義や三国志を読んだことがないのでどういう意味かわかりませんが、私が言 いたいのは、神仙思想に「道」という哲学概念をあとから附加したのが「道教」で あり、古代の神仙思想には、「道」つまり教理はないということです。「神仙思想 」のほうが古くから存在し、それは道の思想とは関係なく中国各地にひろまってい た。ということです。 歴史資料の上で老子の実在性は、孔子との出会いのみによって証明されるのではな いのでしょうか?孔子もおなじようなものかもしれませんが・・・・。 >神仙思想の大本は、始皇帝の頃にもあった蓬莱山信仰等、地方の >山や海に対する信仰ではないでしょうか? 大本というより、それが古代からつづく神仙思想と言っているのですが?? >その当時の神仙は不老不死の薬は持っていても、多分、「道」は持っていない >と思います。勿論、空想上で、です。 道教は荘子の「胡蝶の夢」以後各地に広まっていた神仙思想(原初信仰)を取り纏 め、思想、宗教となるのです。「有為自然」という当時の社会情勢に惑わされない 「個」を尊重した教理を誕生させるのです。「道徳経」は老子ではなく荘子や彼の 学派が作り上げた教理でありむしろ老子の教えとはちがったものになっている可能 性さえでてくるのです。古代だけでもこれだけの思想変遷が推測できるわけです。 >未確認ですが、老荘思想の哲学が無いので、当時の神仙思想は意味合いが薄い >と思われます。 これは、おおきなかん違いではないでしょうか?古代人にとって必要なもの(宗教 ・思想)は一重に「現世利益」つまり神仙の起こす奇跡により得られる物質や富で ありこれこそ大きな意味であって、「道」を見極めることなど逆に意味が薄く感じ られていたと思います。 おっしゃるように、老荘思想のない場合は宗教、思想としては意味が薄いとは思い ますが、ぎゃくに利益のない思想や宗教というものも民衆にとっては意味がないと 思います。むしろ民衆にとっては「道」のほうが意味がないというか理解しがたい ものだったのでは?と思っています。 究極的な現世利益(・神仙思想)を「深遠なる道」(垂直・老荘思想)で教理化し た。それが「道教」であり、これこそ中華の民の根本宗教ではないでしょうか?現 実主義というよりもそれ耳当たりのよい「儒教理論」で覆いかくしたのが「中華思 想」のような気がします。 中国が周辺諸国に与えている危険な状態も「儒教の建前による呪縛」によってこの 程度で済んでするとはかんがえられないでしょうか?「儒教思想抜き」では有無を いわさず現実的対処に出るおそれも隠されることになります。 我々としては、建前に隠された真意を見抜く目をもつ必要はあるでしょうけど、そ れと儒教>中華思想>危険という単純な論理展開に隠された合わせ鏡の民族主義も 見ぬかなくてはいけないのではないでしょうか? 正義とは、星の数ほどあるものです。儒教を攻撃、否定したとしてもそこには「反 儒教の道」はみえてきても「老荘の説くところの道」は見えてこないように思いま す。 Time : 2000/ 1/25(火) 12:10:43
Name : 2m E-mail : Title : ご指摘ありがとうございます Comments: 大変、厳しいご指摘ありがとうございます。・・ま、これだけ言っていれば、い つか来ると思っていましたけど。そんな訳で腹は立ちませんので、よろしく。 安部奈亮さんへ。 >日本を賛美する日本人が良く持つ見解ですが,これには大きな危険性が隠されて います。 その通りです。でも、日本人に対する批判も忘れていないつもりです。この平衡 感覚が崩れてしまえば、本当に危険な思想になると思います。 >日本人は無宗教どころか,かなり強力な社会規範を持っており,そのおかげで世 界一の治安を誇り,今の経済発展があるといえる 今、それが崩されかけていると思われます。だから、やっているのです。もしこ れまでの指摘が一切間違いなら、こんな批判をするつもりは毛頭ありません。日本 人は無宗教ではありません。かなり薄い仏教・老荘思想、そして自然崇拝の教徒で す。この「薄い」と言うのが、本当に重要と思います。宗教の軋轢が殆ど無いため 、時代に合わせた自由な発想ができ道徳も高い原因と思っています。 >キリスト教やユダヤ教などは,日本人の感覚からすると,妄想体系としか思えな いのですが,彼らはこれを基にして,自分たちの社会規範を築いています。 だから、危険なのですが。この悪い現状では、妄想から醒める必要があると思い ます。・・別に、全てを日本式にすべきだとは、思っていません。危険だと思われ る所を除けば良い訳です。 >彼らの思想の中で,自らと合い入れない部分だけを取り出して,それを「邪教」 と決め付け そんなつもりは無いのですが・・。「魔境」については、良い使用方法もありま す。明恵上人は、その能力を使って溺れかけた蜘蛛を助けた様です。そんな地味な 使い方なら、とやかく言いません。問題は、その人間が持つ能力を、自らの欲望の ために使おうとする人達です。 >日本人だけにしか通用しない思想 「2m」の思想は、マーク・トウェインの、現実を良く見て書いた。と言う思想に かなり似ています。本当は、もっと似てる思想もありますが・・書きません(現代 の邪教の類ではありませんけど)。個人的には、日本人だけに通用する思想では無 いと思っています・・自惚れでしょうか? >自分の価値観は本当に人類共通で,不偏不党であるかどうか そんな思想はあり得ないと思っています。どうしても、その土地、時間、固定概 念に、ある程度左右されてしまうと思います。だからこそ、討論をする事で、少し でも偏りを無くしたいと思っています。 >キリスト教や儒教の独善性を非難していながら,同じ事をしているのです。 耳が痛いですね。でも他者を批判する上で、独善性が全く無いのはあり得ないと 覚悟しています。だから、やりたくないのに仕方なくやっています。 >批判 井沢先生も書いてましたよね。批判されない体制は絶対に腐る、と。「2m」が見 た所、現代は星の数ほど腐り切った体制が我が世を謳歌し、一方でそのとばっちり を受けて貧困に喘いでいる人達が群れているとしか見えません。批判を持って批判 していたら、どこが悪いのか全く見えて来ないと思います。・・それで良い訳はあ りませんよね。 蓬莱・方丈・瀛州さんへ。 >古代人にとって必要なもの(宗教・思想)は一重に「現世利益」 そうとも限らないと思いますが。老子の言う「道」、お釈迦様の言う「悟り」を 心底得たいと望み、修行している人達もいるのですから。古代人も持っていたと思 ってますけど。・・なぜ、欲しいのか?が、とても重要な問題だと思いますが。 では、また、よろしく。 Time : 2000/ 1/25(火) 22:10:21
Name : 2m E-mail : Title : 安部奈亮さんへ。 Comments: えーと、1つ忘れていました。 >「幾ら悪い思想でも、それだけを完全とせず様々な思想を見ていれば、創始者の 邪な思想にも入り込まずに済む筈です。」のように,1等下の思想と考え,我々の 感覚の範疇から離れなければ信じても構わないよ,と言う物言いは大変危険です。 ここで言う、「1等下」は、キリスト教や儒教と考えて良いのですよね?別に、 それらを見る時にだけ完全にしないと言う訳ではありません。老荘思想や仏教だけ でなく、ありとあらゆる思想や宗教に対して、この様な視点を持っているべきでは ないかと言っているのです。完璧な人間なんていない筈ですし。そして、同意見な ら同意見、反対意見なら反対意見とすべきだと思います。「2m」も幾つか、老荘思 想への反対意見を持っていました。でも考えを進めると、やはり全てと言って言い 位、「2m」の未熟さの為でした・・ちょっと、くやしい気もします。 安部奈亮さんが儒教を自己の規範とする事自体は、反対ではありません。しかし 規範としているから、儒教への批判をせず、また許さないのは(・・怒ってません ?文章からすると・・)、不偏不党から大きく外れるのではないでしょうか? とまあ、色々馬鹿ながらも考えているので、これからもよろしく。 Time : 2000/ 1/26(水) 00:27:49
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : いえいえ2mさん Comments: 別に批判はいいんです,多いにやってください。 けれども「邪教」これはいけません,これは罵倒です。 ある思想を「邪教」と決め付けるのは「異端審問」であり,かつてのローマカトリ ック,スターリン,毛沢東,朝日新聞と同じになってしまいます。 それに,儒教とキリスト教は決して邪教ではありません。これだけは譲れません。 孔子先生はわからんちんでは有りませんよ,お釈迦様,キリスト,孔子全て,優し い風貌を持っています。お釈迦様だって,異端を唱えた弟子にはかなり厳しい事( 吊るし上げに近い)を言っていますからね,パーリ語仏典にあります。そこをあげ つらえば,仏教だって「邪教」と言えます。 これからもよろしくお願いします。 Time : 2000/ 1/26(水) 01:34:54
Name : 2m E-mail : Title : 安部奈亮さんへ Comments: >儒教とキリスト教は決して邪教ではありません。 儒教については邪教とまでは言い切っていません。危うい理想主義ですが・・。 仏教も、幾つかある問題を考えても、邪教とまでは言えません。 ユダヤ・キリスト教などは邪教です。なぜなら、「魔境」を「預言」と言って悪 用しているからです。井沢先生の反逆の日本史に書いてありましたが、司馬遼太郎 さんも、あの邪教を「人間がやる悪として、これほどの悪はない。」と言い切って います。幾ら千数百年の歴史があるからと言って、キリスト教はそれを悪用して来 たのです。許される悪ではありません。 恐らく「魔境」は、動物が地震を予知するのと似た様な現象だと思われます。し かし人間はそこに欲望を絡めてしまうため、持つ人が少ないと思われます。そして 、本当に持っている人は、その素晴らしいのと同時に危険な能力を鼓舞しようとは しない筈です。鼓舞していれば、いずれ消える能力ですし。ある漫画で読んだので すが、極わずかですが、小さな子供には「超能力」らしき能力を持っているそうで す。「魔境」と「超能力」は同じ物と思います。 ・・・ちょっと、と言うか、かなりオカルトっぽくなりましたが、「魔境」を完 全に理論的に解明するのは恐らく不可能です。努力しては見ますが・・。しかし、 その素晴らしく恐ろしい能力を善用するならともかく、悪用して荒稼ぎしている人 達を許していれば世の中は完全に狂ってしまいます。以前、「魔境」と「洗脳」は 似ていると書きましたが、この二つには、自分で入るか他者に入れられるか、幻視 ・幻聴が起きるか起きないか、と言う大きな違いがあります。そして、その高慢極 まりない精神状態は全く同一です。 ・・「洗脳(魔境)」と言う名の禁断の知恵の実を食べ、その虜となってしまっ たアダムとイブは、楽園を追放されて仕方がないのです。・・アダムは、恐らく古 代エジプトで唯一の一神教の教祖だったアクエンアテンの事。追放されたのは、恐 らく洗脳の虜となったアクエンアテンの子孫達。ユダヤ教の直結の先祖は、エジプ トで興ったアテン教だと思われます。「出エジプト」は出ようとして出たのではな く、洗脳をするので危険なので追放された・・・。もし、アクエンアテンが得たの が、仏教の「智慧」と同じ物なら、子孫が繁栄する事はあっても追放される事は無 い筈です。 そして「智慧」と「魔境」の関係は・・、恐らく「表裏一体」、「陰陽の極み」 と、考えています。 いつもと違う意味で、かなりやばい話ですね。「魔境」は、安易に覗いて良いも のではないので、くれぐれも「そんな物なのかも知れない」にしておいて下さい。 ・・もしかすると、禅僧はもっと詳しく知っているかも知れませんが。 >お釈迦様,キリスト,孔子全て,優しい風貌を持っています。 忘れちゃいました?「人は見かけに寄らぬもの」ですよ。 それにお釈迦様やキリストは、死んだ直後に作られた像は一切ありません。井沢 先生の反逆の日本史にも書いてありましたが、偶像崇拝をどちらも禁止されていた ためです。数百年後に作られた像と、全く同じ訳無いじゃないですか?孔子は・・ 知りませんけど。 >朝日新聞(、他一部メディア) 現代日本、最強最悪の邪教です。本当の邪教ほど、大した根拠も無く(無い時は 作って)、他者の思想を邪教と決め付けています。・・「2m」は、様々な根拠を示 した上で、逆にそれらを邪教としているのです。 では、また。 Time : 2000/ 1/28(金) 00:22:45
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : その話聞いたことがあるなあ・・・ Comments: 「禅は、人間の本能的なところを呼び覚まし、それに従って、何も考えずに行動す るから、悟っているように感じるのだ、仏教の中ではもっとも下等な宗派だ・・・ 」と、誰かが山本七平さんとの対談で言っていた気がする。 2mさんが「魔境」と呼ぶのは、おそらく宗教学で言うところの「神秘主義の神」 ですね。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教で「臨在」と呼ばれているものです。 禅の悟りも、欧米の宗教学者によると神秘主義の神です。一神教の世界でも、神秘 主義の神は、みだりに経験(神は経験するものだと彼らは考えました、禅で言う修 行ですね)するべきではなく、訓練を積んだ、人達の先導のもと、経験すべきもの だとしてきました。決して乱用はしていません。それどころか、精神に問題のある 人物、あるいは若者が経験するのを禁じています、「神」に耐えられないからです 。 さて、気をつけなければいけないのは、時代によって、人間が「神」と呼んでき たものは異なるということです。歴史上の人物のイエスが唱えた「神」と、アリウ スの「神」と、ギリシャ正教の「神」と、スーフィストの「神」とルターの「神」 は異なります。もし、500年前の神学者が現在に現われれば、その神概念は異端とな るでしょう。それらを、いっしょくたにして理解するのは、誤りのもとです。もち ろん、古代の日本人にとっての「神」と、神仏混合の中世の「神」と、本居宣長や 平田篤胤の「神」と、近代の「現人神」もすべて異なります。 2mさんは「魔境」とおっしゃいますが、歴史上人間を圧殺してきたのはむしろ「 神秘主義者の神」に対峙する「理性の神」です。 神秘主義社は、決して人に対して攻撃的にはなりません。しかし、理性の神を信 じるものは、神を信じているのではなく人間の価値観(理性とは人間の価値観です ね)を信じているのです。理性の神を信じるものは時に暴走し、自分の判断と神の 判断の区別がつかなくなります。近代日本における尊王思想にも同じ面があります 。「現人神」は理性の神の一種です。 司馬遼太郎さんの発言ですが、司馬さんは他人の宗教をつかまえて、そのように 断言するような人ではないはずです。司馬さんはおそらくキリスト教の異端審問や 、南北アメリカ大陸におけるクリスチャンの行動か何かに限定してそう評価してい るのだと思います。 2mさん、あなたの一神教理解は、はっきり言ってかたよっています。一神教を排 する側の文献を多く読み、一神教側の文献をあまり読んでいないのではないでしょ うか。もし「聖書」を一度でも読んでいる人ならば、ユダヤ教とキリスト教を批判 するにしても、決してそのような批判の仕方にはならないはずだからです。 それに、あなたの孔子の性格に対する認識も間違っています。もし「老子」ある いは「荘子」に、孔子がそういう人物だと書いているのならば、その部分に関して だけは、「老子」と「荘子」は間違っています。 孟子が高慢ちきだというなら、話は分かります。私も、孟子の思想には共感する ところがありましたけれども、孟子個人に関しては、「なんていけ好かない野郎だ 」と思ってしまいました。 つまり、儒教に関しても、あなたの批判はピント外れです。「論語」を一度でも 読んだことがある人なら、もっと効果的に儒教を批判するはずだからです。あなた の儒教理解は、間違いが多いので、儒教を信じている人は誤解されたことに腹は立 ちますが、あなたの批判自体は、実は痛くもかゆくもないのです。 Time : 2000/ 1/28(金) 13:02:54
Name : 安部奈亮 E-mail : Title : 相手の考えを変えるためには・・・ Comments: たとえばここに「日本語なんてこの世から消滅するべきだ」と考える人がいたとし ます。 彼は日本語を使うのすら穢らわしいと思い、英語でそのことを発表しました。 しかし、これでは彼の目的は全く達成されません。 日本語をなくすためには、日本人に対して日本語で説く必要があります。それも、 日本人以上に徹底して日本語のことを研究し、なおかつ日本人に信用されるように なり、日本人に日本語を使うことの愚を教え(これは仮定です)その上で、日本人 をして日本語を捨てさせるのが、一番の方法です。 Time : 2000/ 1/28(金) 14:00:46
Name : 2m E-mail : Title : 安部奈亮さんへ Comments: >「禅は、人間の本能的なところを呼び覚まし、それに従って、何も考えずに行動 するから、悟っているように感じるのだ、仏教の中ではもっとも下等な宗派だ・・ ・」と、誰かが山本七平さんとの対談で言っていた気がする。 山本七平さんの対談相手は、禅を本気で修行した事があるのでしょうか?そして 、悟りとやらを開いたのでしょうか?・・得てもいない物を安易に悪評価してはい けないと思います。お釈迦様と同じ様に、悟りを目指さない禅は戯言かも知れませ ん。しかし、下等とは言い過ぎです。 >「神」 キリスト教などを批判する最も大きな原因は、彼らが自分達は「神」に最も近い 存在だと勘違いし、横暴に振舞っている、もしくはいたからです。反対者、例えば ルターも、危うくさらわれる所でした。 >「魔境」 魔境自体は問題ではありません。問題は、魔境によって得られた物をどの様に扱 うかです。それを考えると、魔境を「神」として、「人」が扱っているなら、極め て危険だと言わざるを得ません。魔境は「神」ではありません。生き物が持つ、極 めて特異な能力です。普通の人は経験すべきものではなく、その先の悟りを得たい 人が途惑う場所と思います。 >司馬遼太郎さんの発言 すみませんが、書き方が悪くて勘違いしているみたいですね。司馬遼太郎さんが 、「人間がやる悪として、これほどの悪はない。」と言った邪教は、現代、散々な 事を散々やらかし今も問題になっている、あの邪教です。 >歴史上人間を圧殺してきたのはむしろ「神秘主義者の神」に対峙する「理性の神 」です。 ユダヤ・キリスト教の限り無いほどの戒律は、人間を圧迫していると思いますが ?・・ま、抜け道があるから、大した事なさそうですが。それと歴史上でも現在で も、人を圧殺、もしくは圧迫するのは人だけです。その時「神」は、良い様に利用 される道具に過ぎません。・・だから「2m」は、ぶー垂れている訳です。 >「現人神」は理性の神の一種です。 言い切るのは早いと思いますけど・・。現代のあの邪教の教祖は、違うと思いま す。「現人神」なんて、いる訳ないのですから。単に、そう思いたい人の思い込み ではないかと思います。 >2mさん、あなたの一神教理解は、はっきり言ってかたよっています。 安部奈亮さんの意見として受け取っておきます。・・偏ってはいないつもりです が。できれば、どの辺りがどの様に偏っているか、具体的にお願いします。 >それに、あなたの孔子の性格に対する認識も間違っています。もし「老子」ある いは「荘子」に、孔子がそういう人物だと書いているのならば、その部分に関して だけは、「老子」と「荘子」は間違っています。 確か「荘子」に書いてあります。しかし荘子は、孔子は年をとって「道」の大切 さを知り出した。とも、書いています。周公旦の夢を見なくなったのを残念がって いるから、ちょっとだけまとも・・と言うのは、「2m」の意見です。 安部奈亮さん、世の中に完全なんてありはしないのですよ?孔子や一神教をけな しているからと言って、そこまで怒る事もないと思いますが・・。それとも、何か 別な理由でも?と、勘ぐってしまいます。ま、問題点が全く無い訳はありませんの で、何度も見なおしてはいますけど。それと、「あなたの批判自体は、実は痛くも かゆくもないのです。」みたいな殺し文句は止めません?他の人ならともかく、「 2m」には効きませんし。それより批判しているのですから、そんな色眼鏡で、「論 語」を見てみたらどうでしょうか。一つの視点では見えなかった事が見えて来るか も知れませんよ?・・後、アダムとイブの考察についての感想も、お願いしたいで すが。 Time : 2000/ 1/29(土) 00:32:22
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : すみません2mさん Comments: 少々言い過ぎでした。どうも「邪教」と言葉に引きずられてしまって。 できれば,相互理解を図るために,あなたが何故儒教とキリスト教を,おかしいと 思う理由を,詳しく述べていただけないでしょうか。手間をかけてしまったまこと に申し訳無いのですが・・・もししていただけるのなら,私は,それが終わるまで は,途中で口を挟むと,投稿しずらいでしょうから,黙っています。是非お願いし ます。 Time : 2000/ 1/29(土) 00:34:29
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : 2mさんへ Comments:  2000/ 1/29(土) 00:34:29の書き込みをしたときには,まだ2mさんの2000/ 1/29( 土) 00:32:22の書き込みを見ていなかったので,これはそれへの返事です。  2mさん,私は,あなたのような一神教理解は,初めて目にしたので,正直どう理 解すればいいのか分からないのです。鳩が豆鉄砲を食らっている状態です。  でも,儒教に関しては,2mさんは何か誤解をしているのではないかと言う気がし てなりません。どこを何のために批判しているのかよく分からないのです。  ユダヤ教と,キリスト教に関しては,穏当な発言をしているとは思えません。も しユダヤ教徒あるいはキリスト教徒の方がこれを見れば,悲しむか怒るかすると思 います。余計な気の回しようかもしれませんが。  それに,太公望が儒学者を殺したと言うのは,歴史的に見て,不可能です。儒学 者は,孔子の後にしかいないはずですから、順者がおかしいです。  禁断の実を洗脳とする解釈は,これも初めて見ましたし,今までキリスト教徒で そのように解釈した人はおそらくいないのではないかと思われますので,これもま た,どうやって対処すれば良いのか分からないのです。「禁断の実が洗脳を意味す る」と言う事の意味がさっぱりわからないのです。  そして,一番不思議なのは,あなたは何を基準として判断をなさっているかです 。老荘思想なのですか?  ですから,あなたの意見を系統立てて,詳しく聞かせてください。お願いします 。 Time : 2000/ 1/29(土) 01:34:17
Name : 2m E-mail : Title : 安部奈亮さんへ Comments: >相互理解を図るために,あなたが何故儒教とキリスト教を,おかしいと思う理由 を,詳しく述べていただけないでしょうか > +あなたの意見を系統立てて,詳しく聞かせてください。 完全な相互理解は絶対無理と言う事を、まず承知しておいて下さい。あと、一度 に全てを話し切るのも多過ぎて不可能です。すみませんが「系統立てて」と言うの は、「2m」の最も苦手とする所で、しかもこれだけの意見を系統立ててまとめる作 業は、相当大変だと思います。・・少しずつ出して行くので、その一つ一つの意見 に対して考察して下さい。 今回は邪教ではありませんが、仏教の問題点について書いておきます。お釈迦様 は、人を差別するカースト制を否定しました。しかし、弟子を精神によって位分け しました。まず弟子を取るのは宗教を広める上で効果的ですが、弟子同士の諍いや 、指導する人物の驕りを招く可能性があります。お釈迦様自体はそんな事はあり得 ませんが、その形態が続いていけば、いずれ問題が表面化する筈です。そして位分 けですが、これは弟子達の競争意識を煽ります。良い意味での競争なら良いのです が、足の引っ張り合い等の悪い意味での競争も煽ります。・・ま、これらは当時の インド周辺の固定概念だったと思うので、これだけでお釈迦様を全面否定はできま せん。しかし、お釈迦様も固定概念を完全に払拭する事はできなかったのだから、 「2m」も努力はしますが到底無理でしょうね。「老荘思想」は、この点で流石とし か言えません。 なお、この問題点は、他の宗教や邪教の問題点でもあります。孔子もイエス・キ リストも、弟子を取っていますよね?・・イエス・キリストがはりつけにされた原 因、それは沢山の同意者に囲まれ、イエス・キリスト自身が驕り出したからと考え ています。この考えも他にしている人は見かけませんが・・ま、言えないだけかも 知れませんけど。 >太公望が儒学者を殺した 儒教的な賢者です。以前訂正した筈ですが?・・孔子が理想とする考え方と似て いる人で、「=儒学者」ではありません。 >ユダヤ教と,キリスト教に関しては,穏当な発言をしているとは思えません。も しユダヤ教徒あるいはキリスト教徒の方がこれを見れば,悲しむか怒るかすると思 います。 そうでしょうね。子供の時から押し付けられた固定概念を、全面否定しているの ですから・・・。でも彼らの中にも、何かおかしいと感じている人は、全くいない とは思いません。賛同してくれる人も、少しはいると思ってますけど・・。 >禁断の実が洗脳を意味する なぜ、禁断の「知恵」の実だと思いますか?・・危険な知恵だからです。魔境に 入った人は高慢になり、自分の考えを絶対として、他人にも押し付ける様になりま す。そして同意者を作り始めます。その作り方は・・現代のあの邪教と同一です。 現代のあの邪教の教祖も修行をして魔境に辿り着き、他人にも押し付け始めたから 完全な形(・・と言えるかは解りませんが。)の「洗脳」が行え、あんな悪行が働 けたと思っています。こんな邪な知恵を身に付けたのでは、楽園を追われても仕方 が無いと思います。そして、他にこの様な危険な「知恵」が見当らないからです。 >そして,一番不思議なのは,あなたは何を基準として判断をなさっているかです 。老荘思想なのですか? マーク・トウェインの「現実を良く見て書いた」です。・・ちょっと見には全く 別物ですが、マーク・トウェインの考えと、老子や荘子の考えは共通点が多いです 。「現実を良く見て」いたら、たまたま老荘思想と似てる考えに落ち着いた、と言 う感じです。そんな訳で、「基準」は「マーク・トウェインや老荘思想に似てる現 実主義」としか言えません。・・かなりいい加減ですけど。 老子の現実主義は、現代に通じるものが本当に多いです。勿論、全部とは言いま せん。例えば、「兵はいても戦争はしない国家」が理想としていますが、これはヨ ーロッパのスイスと全く同じです。スイスは第一次、第二次大戦とも、戦火を免れ ています。もし軍隊が無かったら、ヒトラーにあっという間に蹂躙されていたでし ょうね。ま、軍隊のお陰だけでは無く、政治家のお陰でもあると思いますが。日本 の「軍隊なんか無くても良い」等と言っている空想主義者とはえらい違いです。 では、また。 Time : 2000/ 1/29(土) 19:51:33
Name : 安部奈亮 E-mail : s00v0128@ip.media.kyoto-u.ac.jp Title : 極限状態―スペイン内乱 Comments:  現在の議論とは関係なくてすみません  私が読んでたいへん影響を受けた本に,「スペイン市民戦争 1,2」(ヒュ−・ト マス著 都築忠七訳 みすず書房)という本があるのですが、なぜ驚いたかというと 、一般民衆が兵器をもつことの恐ろしさと、国際関係の冷徹さというものをこの本 によって知ったからです。  スペインでは前時代的な地主制が残り,最大の地主であるカトリック教会の専横 、各地域の対立(カスティリア,バスク,カタロニア,など)また当時では世界的 なことですが,資本家と労働者の対立から,第一次大戦以来,政情が不安定でした 。1929年から始まる世界恐慌により,ついに1931年に革命が起こって,王制が廃さ れます。新共和国はワイマール憲法をモデルに新憲法を制定しましたが,内部での 権力争いから立ち往生し,地主・教会・軍部・資本家は必死で巻き返しを図りまし た。  36年1月,穏健共和派から無政府主義者まで含めたスペイン人民戦線が結成され, 2月の総選挙に圧勝し,アサーニャ内閣が出現しました。アサーニャ大統領(1936〜 39)は強力な指導力を発揮し,土地改革,教会の特権剥奪などに着手しました。  それに対して,危機感を強めた保守派が7月に反乱を起こします。モロッコではフ ランコ将軍が,北部でも反乱が起こり(将軍の名前は忘れました,フランコと並ぶ 力を持ちましたが,内乱中に死んでいます,その後反乱軍の指揮権はフランコに一 元化しました)。  国を守るべき軍隊の大多数が反乱を起こしたため,共和国は危機に陥りました。 反乱軍から国をを守るべき兵隊がいないのです。  ここで,共和国は,苦しい逡巡の末,一般民衆から義勇兵を募って兵器を与える 事を決断するのですが,「スペイン市民戦争」では,この決定が下されるまでを, やけに克明に書いているのです。私は今までその意味がわかりませんでした。  しかし,井沢先生の軍隊に関する著述を呼んでやっと分かりました。これはつま り,国家自らがゲリラを組織するということだからです。  一般の労働者が兵隊になったため(制服の製造も間に合わず,日常の服で兵務に 着く兵隊の写真が載っていました),戦闘員と,一般民衆の区別がつかなくなって しい、スペイン内乱では,反乱軍による一般民衆虐殺が繰り広げられました。共和 国軍のほうも,カトリック教会を焼き討ちにして,僧侶を虐殺したりしました(こ こにヨーロッパにおける教会のある一面を知る事ができます,2mさんの意見もうな ずけるところがあります)。    ナチスドイツと,イタリアは公然と反乱軍を援助。ヒトラーはスペインにおいて ,兵器と用兵のテストをしました。フランスはこれも人民戦線内閣なので,共和国 を援助しようとしましたが,ファシズム側との衝突をどうしても避けたいイギリス (当時のイギリスは,ヨーロッパ中がファシズムに染まっても,自国が戦争に巻き こまれるよりはましと考えていました)に足を引っ張られ,おざなりの援助しか出 来ませんでした,それもやがて無くなります。  しかし,露骨なファシズムに反発して国際義勇兵が組織されました。そして,ソ 連がドイツ牽制の意味と社会主義擁護のために援助しました。しかし,共和国がソ 連の援助に頼るようになるにつれて,スペイン共産党の発言力が強くなり,トロツ キストとアナーキストなど内部での対立が深まり,敗因の一つとなりました。スペ イン内乱に参加した共産党指導者のほとんどは,ソ連帰国後粛清されました。うま く言えないのですが「スペイン市民戦争」には,ソ連も自国の利益のため,スペイ ンを食い物にした,というように書いています。  1939年3月マドリード陥落によって共和国側の組織的な戦闘は終結,カタロニアに まだ勢力は残っていましたが,これもすぐに鎮圧され,スペイン市民戦争はファシ ズム側の勝利で終わりました。パリに亡命したアサーニャ大統領は40年に暗殺され ました。  マドリードの攻防もすさまじく,1年近く続いたと思います。ビルの一つの部屋を 取り合うのです。エレベータに爆弾を積んで,上の階の敵まで送ったり,なんとも すさまじい。  この本を読んで,軍事と言うのは,おろそかに出来ないと私は感じました。 Time : 2000/ 1/30(日) 00:16:01